洋服に興味を持ち始めた頃から、靴さえちゃんとしていれば、きちんと見えるから大丈夫という謎のポリシーで生きてきました。
そんな感じで、自分の足に合う靴に出会うとせっせと手入れして大事にしています。

革靴を履くようになり、ずっと使っているケア剤はドイツメーカーのTAPIRのレーダーフレーゲ。

ミツロウがベースの天然成分だけで作られています。
TAPIRはコンセプトがとても共感できるもので、「本当に必要なものは何か?」を製品作りの基本としています。
成分の原産地がどこかを明確にしたり、採集や精製もそれぞれ適した方法で行われ、品質向上のために優れた原料素材を追求し続けているそう。
ARTS&SCIENCEの店頭でこちらを購入したときに、化粧品でいうと乳液にあたるもので、軽めの汚れを拭き取ることと栄養を与えることをしてくれるというお話を聞いて、基本的にはこれ1本でケアしています。
私は着なくなったTシャツを切ってこれを含ませて使用していますが、手にとって体温で温めて、顔に乳液を塗るように靴になじませてもいいくらい優しいものとのこと。
ブラシで汚れを落としてから、レーダーフレーゲを塗って、仕上げにまたブラッシング。
素足で履くバレエシューズは、さらにM.MOWBRAYのステインリムーバーを使って中敷を念入りに拭き取ります。

こだわるともっとしっかりケアできる方法があるのかもしれないけれど、ズボラな私は週一でこのケアをするのがちょうど良い。
スニーカーは白を履くことが多いので、汚れたらすぐにJASON MARKKのプレミアムシュークレンザーでケアしています。

98.3%が天然成分で構成されていて、強い化学製品や研磨剤を含んでいないのですが、汚れが綺麗に落ちます。
ソールのヘリなどお直しは、購入した靴のブランドの店舗に直接持っていくか、門前仲町にあるPIGGYS shoerepairにおまかせ。
PIGGYS shoerepairはとても素敵な女性の店主さんがお直しをされていて、事前にいろいろ相談にのってくれます。
仕上がりも素晴らしい。
とても信頼できるお店です。
靴のケアをすることは、私にとって時間と心の余裕を表すバロメーターにもなっています。
大切なものを大切に扱う貴重な時間。
自分で丁寧にケアをすると靴への愛着が増します。
そして、大掃除を終えたあとのような達成感と爽快感と満足感。
今週末もせっせとお手入れしよう。