ニューヨーク滞在の3日目、ミッドタウンにあるACE HOTEL内のSTUMP TOWNに行きました。

STUMP TOWNはずっと行ってみたかったコーヒーショップ。
数年越しの願いが叶いました。
1店舗目は、オレゴン州のポートランド。
ニューヨークはシアトルに次いで3店舗目。
サードウェーブコーヒーの先駆けとなったお店です。
「サードウェーブコーヒー」は数年前に、丁寧に淹れるドリップコーヒーやアートの施されたカフェラテが爆発的な人気になりましたね。
もっと細かい特徴は、
・コーヒー豆をブレンドせずに「シングルオリジン」として、同じ生産地の同じ品種の使用すること。
・生豆に近い「浅煎り」で、コーヒー豆が本来持つ個性や酸味をよりダイレクトに味わえるようにすること。
・生産者さんと直接取引を行うことで、仲介業者に買い叩かれることなく、生産者さんの生活を守りつつ高品質の豆を提供すること。
STUMP TOWN創業者のディアン・ソレンソンは社員と一緒に自らの足で時間をかけて農場を訪れたりしているそう。
さらにSTUMP TOWNでは、このことをベースに「コーヒーを消費する人々の持つ味覚の洗練」を支援することを掲げています。
ホームページには、コーヒー豆を生産者さんから私たちが口に運ぶまでのプロセスがとても細かく記されていました。
「コーヒーを飲むことは、楽しいし気持ちが良いことです。マグカップで手を温めて、目を閉じて香りを深く吸い込み、その香りがどんな香りか感じてみてください。
チョコレート?ジャスミンの花?オレンジ?アップルパイ?
言葉でうまく表現できなくても人と違っても大丈夫。よく味わってください。」
これを読んで、
そうだそうだ。香りもカップの温かさもコーヒーの一部だよね。
と1杯のコーヒーをゆっくり味わって楽しむことを思い出させてくれました。
せっかくなので、私はカフェラテ、一緒に行った夫はドリップコーヒーをオーダー。

丁寧に淹れてもらったコーヒーは格別で、至福の時間でした。
美味しさに感動しながら、外のベンチでのんびり。
隣にはスーツを着て仕切りに電話をかけているビジネスマン、目の前をのんびり歩いているのはふわふわの犬たち。
オンとオフが入り混じった場所でした。
コーヒーはもちろん最高ですが、スタッフさんが気さくで、「大切にしていること」にとても共感できる素敵なお店です。
日本では、今年の5月にACE HOTEL京都がオープンし、その中にもSTUMP TOWNができたそう。
絶対にいつか行きたい場所です。
そして、ニューヨークのSTUMP TOWNもまたいつか必ず行こうと思っています。