Un moment d’une femme

ART

先日のお休みにシャネル銀座ビルディング4階のCHANEL NEXUS HALLで開催中のFrank Horvat(フランク ホーヴァット)写真展

Un moment d’une femme」を観に行ってきました。

 

フランク ホーヴァットは1928年4月28日オパティヤ(当時はイタリア領、現クロアチア領)生まれの写真家。

1940年から現在までの70年間、ファッション、報道、紀行写真、アート作品などテーマや被写体を問わず自分の好奇心を満たしてくれるものを取り続けているそう。

 

ホーヴァットは1950年代ハーパーズ・バザーなどで活躍されていましたが、たくさんの洋服を身にまとい、メイクはバッチリ、髪型はウイッグという当時のファッション写真に疑問を持ち、新しい表現を生み出した方です。

モデルに厚塗りのメイクをやめさせ、髪は地毛で、カメラは見るな、作り笑いをするなと言って身近にいる『隣のお姉さん』のような、無防備でさりげない色気のある女性像を撮っていたそう。

オートクチュールからプレタポルテに時代が移ってきているタイミングと、ホーヴァットの思い描く女性像がマッチしていたというのは本当にすごい。

 

何十年も前の写真が色褪せず、とても美しかったです。

 

 

 

ボブの女性の写真。

惹きつけられました。

 

 

ファッション写真以外にも、私的な写真プロジェクトにも取り組み、人物や街、風景、彫刻をテーマに書籍を出版してきたそうで、日常を切り取った写真も素敵でした。

 

 

その場の空気感が伝わってくるような、独特な世界観。

 

 

この写真が1番好きです。

 

ホーヴァットは、『何が本質なのかを見つけること』

『いい写真というのは、あなたのこと、私のこと、画像としてのこと、そして私たちが生きている時代のこと複数の要素を語ってくれるもの』

『あえて予期せぬものを写している』

と言っていて、現在も新しいことに挑戦し続けていることに感動しました。

 

職人としてアーティストとして妥協せず美を追求し続けるというのは、職業は違えど美容師として長い人生の中でとても必要なこと。

私もここから50年、60年挑戦し続けて自分の納得ができる髪を作り続けていけたらどんなに幸せだろうかと思いました。

独特の色遣いと柔らかさ、1枚1枚から想像させるストーリーのある写真。

これまで知らなかった写真家さんでしたが、とても好きになりました。

もっとフランク ホーヴァットの世界を観てみたい。

 

Laughful 0364474932