ニューヨークで本場のジャズを聴きたい!と2件のジャズクラブに行ってきました。
日本にいる間、それぞれホームページからチケットを予約。
1件目はVILLAGE VANGUARD(ヴィレッジヴァンガード)

1935年に開店した歴史あるジャズクラブ。
古いアメリカ映画に出て来るような、タイムスリップした感じがするお店です。

この日はFLYが出演。FLYはテナーサックスのマーク・ターナー、ベースのラリー・グレナディア、ドラムスのジェフ・バラードによるトリオ。

ステージとの距離が近く、薄暗い中で聴くサックスの音は深く心に響きました。
老若男女たくさんの人が集まっていたVILLAGE VANGUARDは、アーティスト問わず一律の料金。ここからビル・エヴァンスなど有名なアーティストがたくさん誕生したんだなぁと歴史のある店内と楽器の音色を肌で感じる事が出来ました。2件目はBlueNote(ブルーノート)

東京にあるBlue Noteよりもカジュアルな印象で、ステージと客席の距離が近いことに驚きました。
ギュギュッとまとまって同じテーブルに何組かが同席するため見にきているお客さんとの距離も近く、隣に座っていたアメリカ人の音楽の先生が話しかけてくれました。
どこから来たの?いつまでいるの?神戸に渡辺貞夫のサックスを聴きに行ったことあるよ。知ってる?
などステージが始まるまでいろいろなお話をしました。とても優しい方で、まだまだ聞きたいことがたくさんありました。
この日の出演はロバート・グラスパー。

ロバートグラスパーはジャズピアニストで、今回はベースとドラムスが一緒のトリオでした。
私は、東京でも何度かロバートグラスパーを聴きに行ったことがありましたが、ニューヨークでも聴くことができて大興奮。

ステージと客席がとても一体感があり、ものすごく心地よい空間。
最後はグラスパーと握手をすることができて感激!
話をしたり、写真を一緒に撮ってもらったり、レコードにサインをしてもらったりしている方がたくさんいて、日本よりもアーティストとの距離が近いことに驚きました。
VILLAGE VANGUARDやBlue Noteのあるエリアはジャズクラブが多く、次に行った時にはまた違うジャズクラブにも行ってみたい。
ニューヨークでの日々は、毎日が刺激的で出会った人とのちょっとした会話が楽しかったり、言葉が少し通じたことが嬉しかったり、一瞬一瞬の出来事がとても思い出に残るものとなりました。そして何よりも、ニューヨークに住んでいる人それぞれが、街で出会う人とコミュニケーションを取ることや思いやりを常に大事にしていることで、どんなにたくさんの国の人々がいても1人1人が楽しく自分らしく生きていける場所なのかなと強く感じました。
優しくてエキサイティングなニューヨーク。大好きな街になりました。次に行くときまでにもう少し英語が話せるようになりたい。新たな目標を立てて、ニューヨークで感じた気持ちを忘れずに日々過ごしていきたいと思っています。